子育てをして気付いた結論は、「親はちゃらんぽらんの方がいい」という事でした。
良くも悪くも子供は親をしっかり見て育っています。
なので、親の身の振り方で子供の育ち方が違うというのを実感してきました。
そこで、意外な事に、親がしっかりしているよりもちょっと抜けている方がいいと、思った次第です。
実家はガッチリ、バッキバッキだった
実はわたしの実家は、一族の本家だったので、一種の帝王学みたいに親戚との付き合い方、本家としての振る舞いを徹底的にたたき込まれました。
ただ、たぶん親自身、いや、祖父もそうだったように感じますが、それってめちゃくちゃなプレッシャーだったんです。
今ではそんなに親戚付き合いを密にしないかもしれませんが、わたしが生まれた50年前では、親戚との付き合いがかなり重要ではありました。
そんな家庭でしたが、わたしは生まれつきなのか、そういう環境が合わない性格だったのか、心弱男(こころよわお)なのです。
だから、めちゃくちゃ実家の居心地がよくありませんでした。
- 実家は一族の本家
- わたしはその家の長男(つまり嫡出子になる)
- 兄妹達とは育てられ方が違ってた
- 実際厳しめ
妻と妻の父の関係性の衝撃
わたしの受けたかなりの衝撃体験!
そんな家庭だったので、わたし自信もガチガチの真面目人間に育ちました。
その時思っていたことは、立ち振る舞いで失敗することは許されないと思い込んでいましたね。
ちょっと失敗すると父親から鉄拳制裁がくるのでした。(当時はそんなのは普通だったかな)
さらに状況が悪かったのが、祖父も父もアルコールを飲むと暴力を振るうという事でしたね。
後になって、それがアルコール依存症だったんだなーと理解しましたが、わたしにとってはそれが普通で、男という者はお酒で暴れるものと刷り込まれてしまいました。
それが祟り、わたしは父とは直接会話することができなくなって、進路相談も必ず母を通してやっていました。
それでも、なんとか高校生になることができ、学生生活は楽しく過ごす事ができました。
そこで一番大きな出来事が彼女が出来た事です。
その彼女は今の妻なのですが(つまり元カノがいない)、彼女のおかげで、わたしは違う家庭を言うものを知る事ができました。
高校生で付き合って10年ぐらい経ったとき、いよいよ結婚をする段取りになりました。
そういうときって、両家族顔合わせ会ってしますよね。
その時に妻と妻のお父さんがタメ口でしゃべっているのを見てめちゃくちゃ衝撃を受けたのを覚えています。
あ!父親ってタメ口きいても殴らない家庭もあるんだ!!って、今でも鮮明に思い出せるぐらいの衝撃。
それを知ってから、わたしは第二ステージに行く準備ができたのです。
第二ステージ
第二ステージは、人生観が変わった!
無事、妻と結婚することができました。
そこで、わたしの人生最大の交渉を父とすることになります。
普段は母を通してしかしゃべれなかった父に、妻と二人暮らしを体験してみたい!ある程度経験したら、実家に戻るという約束でなんとか二人暮らしを許可して貰えました。
そして妻と一緒に暮らすようになったのですが、実家を初めて出た体験は驚く様な事ばかりでした。
一番の違いは家庭が常に明るいという事です。
暴力が家庭の中にないのです。
これはわたしの人生では経験した事のない生活で、今までの生き方だけが人間の生き方でないんだと実感できた事でしたね。
第1話:まとめ
これが、わたしの人生の前半部分のお話です。
こんな生き方をしてきたので、妻の存在は昔も今も変わりなくとても大きなものとなっております。
今回で話足り無い部分は次回また、文章にしてみたいと思っております。