■開催概要
開催日:2021年7月22日(木)8:00-20:00 ※4連休初日
場所:だいきち家自宅/周辺
参加者:家族/夫41歳・私40歳・長男5歳・次男3歳
目的:
- 自宅避難を想定し、家族でシミュレーションをし、もしもの時に備える
- 災害時にはどんなことが起こるのか、どんな行動が必要なのかを子どもたちと共有する
- 生きること、自助、共助の大切さを家族全員で再認識する
■開催のきっかけ
長男が、気象予報士の木原さんとそらジローが監修した
「そらジローときはらさんのぼうさいえほん」(日テレ)
https://www.ntv.co.jp/sorajiro/bousai/ を図書館で借りたことを機に、
「ぼうさい」を意識するようになった☆
「つなみがきたらたかいところににげるんだって。」とか、
「かじのときはちいさくなって、くちをおさえてそとににげるんだよ!」と、
保育園で教わったことも思い出しながら、
いろいろと考え、声に出すようになったため、
家族で防災を考える、良い機会だと思い、開催を決めた!
■「家族防災デー」の様子
スケジュール①「あさごはん」
以前、防災士の資格を持つ福田萌さんが、
アルファ米を家族で食べてみたことを投稿されていて、
備蓄品を実際に試してみることの大切さを伝えてくださったことがあった。
せっかく備蓄していても、
“万が一”が起きた時に子どもたちが食べてくれなかったら大変💦
3年前に購入したまま、段ボールの封を開けていなかった、備蓄食を開封。
アルファ米(鮭・わかめ・五目)と、缶に入った「生命のパン」を朝ごはんに。
アルファ米はお水で60分、お湯で15分。急いでいたので、お湯で実施。
- 封を切る
- 乾燥剤を取り出す
- 振る
- お湯を入れる
- 封をして振る
- 立てて時間を待つ
- 完成
かなり簡単。
生命のパンは缶を開けるだけ。結構ふわふわのパン。
・パン好きでワクワクしながら生命のパンを食べる。
甘いのが嫌だったらしく、一口で終了。
・アルファ米は鮭がお気に入りになったらしく、ぺろっと食べる。ただ、少し硬いところがあったみたいで、もう少し時間を長く蒸らす方が良いと思った。
・わかめがおいしかったらしく、完食!ほかは興味なし 笑
私や旦那としては、全部おいしく感じた。
備蓄食というので、味はあきらめていたけど、
案外アリ!というか、おいしい!
鮭とわかめは多めにストックしたいな、と思いました。
スケジュール②「さいがいとぼうさいのおはなし」
始まる前から、
「しょっきだなのうえにのせているかご、あぶないんじゃない?」
「たんすのうえのかびんがあぶない!」
と、チェックしてくれていた長男。
それらを片付けて(私が片付け苦手)、
おかあさん授業を開始。
でも、私は専門知識も講義ができないので、
事前に用意したVTR、YouTube、絵本に頼る。
一緒に見ながら、感想をシェアしていくスタイルで実施。
NPO法人かながわ311ネットワーク(https://kanagawa311.net/)
防災対策をしていない部屋にいた場合に、どんな状態になるのかがよくわかるVTRで、
マネキンも置いてあって、本棚やタンスの下敷きになる様子まで写されている。
冷蔵庫や食器棚、テレビは飛んでいく様子もわかる。
5歳と3歳に見せることに悩んだけど、
ふたりともただ怖がるのではなく、真剣に見てくれた。
見た後に、「ここがあぶない。」「ここをこていしなくちゃ」と、
さらにチェックしてくれた。
そして、主人、、、
「うちは耐震住宅だから大丈夫」などと、たかをくくっているタイプ。
寝ると絶対に起きないので、ほんと大規模災害が来たら不安な人だ。
VTRは衝撃だったようで、家じゅうのいろいろなことを見直してもらえることになった!
・YouTubeの防災アニメ「おしえてりすきゅー」を観賞
札幌市消防局が幼年期における防火・防災教育のために作成した子ども向けの動画。
キャラクターも可愛く、わかりやすくまとめられていて、
過激過ぎないですが、災害の怖さがよくわかるものになっている。
このアニメは2人とくぎ付けになっていた。
・「とっさのひとこと」(Save the children)の漫画を一緒に読む
ここからDL。
長男が自ら読み上げてくれた。
起こった時に気をつけることや、
避難所でのことをわかりやすく解説してくれている。
「笑顔が守った命~津波から150人の子どもを救った保育士たちの実話」読み聞かせ
東日本大震災で津波の被害にあったある保育園の実話。
機転の利いた判断で保育士さんたちは園児ひとりも被害にあわせずに、保護者が迎えに来られない状況で、子どもたちを不安にさせないようにと、笑顔で接した保育士さんたちのお話。
ずっとこの出来事を世に広めることをためらっていたそうだが、
風化させてはいけないと、今年書籍化した絵本だそう。
持ち出し袋のチェック
今私が作っている荷物や、水を運ぶための折り畳みポリタンクなどを一緒にチェック。
この間、長男はずっと防災頭巾をかぶったままで、時折「じしんだ!テーブルに隠れて!」というので、家族4人でテーブルの下に入るということを、4回くらいやった。最初は嫌がっていた次男も、長男がリーダーシップを発揮してくれて、最終的にはとても早くテーブルに入れるようになった!
~ここで休憩~
スケジュール③「おさんぽ」
ハザードマップを一緒に確認しながら、家の位置、近くの土砂区域の確認、一時避難場所と、避難所の中学校の場所を確認。
そのまま近くのドラッグストアに向かい、備蓄用の缶詰と、レトルトパウチを多めの購入。(道中暑かった為にお散歩はちょっと失敗💦)
あまりにも暑すぎて、お昼ごはんの前にプール遊びに。
防災の観点では水を節約しなくてはいけないけど、真夏に災害が起こって、電気が止まったら、暑さをしのぐにはプールかも、、とも思う!
使った水は、洗濯と拭き掃除に活用。
スケジュール④「おひるごはん」
ご飯に好きな缶詰をかけただけの、簡単どんぶりを子どもたちと一緒につくった!
次男は、缶詰丼は食べようとしなかったが、温めいらずのアンパンマンカレーを上からかけたら、バクバク食べて、今回も完食していた。
長男は、普段あまり食べない缶詰に興味津々で、鯖缶、まぐろ缶を完食。
※プールをしていたらお買い物には行けなくなってしまい、お買い物はキャンセル。
スケジュール⑤「ポリぶくろクッキング」
1品だけポリ袋クッキングを実施。
・湯せんでにら玉づくり
材料 | 個数 |
・卵 | 1個 |
・にら | 1本 |
・めんつゆ | 大さじ1 |
<道具> |
・はさみ |
・ポリ袋 |
・深めのなべ |
・カセットコンロ |
- ポリ袋ににらをハサミで3cmくらいになるように切る。量は好みで。
- 卵とめんつゆを入れる
- もみもみする
- なるべく空気を抜いて、ポリ袋の上の方を結ぶ
- カセットコンロで沸騰したお湯に入れる~8分待つ。
(途中で場所を移動させたりすると、むらなく火が通ります) - 袋からお皿に出してほぐす
完成!
とっても美味しいにら玉が完成!!長男はにらがあまり好きではないので、卵だけ食べていたが、次男はにら玉丼にして、パクパク食べて夕飯も完食!
湯せん料理は鍋を洗う必要もなく、使用した水は何度かいろいろなものを温めることに活用でき、最終的には洗い物などに再利用が可能。
調理もポリ袋で材料をもむだけなので、超簡単&おいしくできた!
ネットで見ると、ご飯を炊いたり、肉じゃがをつくったりできるそうなので、次回は「湯せんで定食」を作ってみたいと思った。
以上を以て家族防災デー終了!
■まとめ
災害が起こると、自宅でどんなことが起こるのか、
どんなものを食して、
どんな遊びならできるのか、
そんなことを家族に伝えられた上に、
私自身もシミュレーションできた一日だったと思う。
子どもは飽きやすいのと、親としても「防災想定」を一日維持することは疲れてしまい、企画倒れになってしまうような予感をしていたが、思いのほか、家族も私も楽しんで学べて、とても充実した一日になった。
子どもが小学生になったら、夏休みの自由研究として、子ども目線でこの防災デーを開催できたらいいな、と思う。
また、家族内イベントは予定通りを遂行するのではなく、臨機応変に、ゆるーくやるのがコツだな、、と思った。実際、“もしものとき”は突然やってくるし、想定通りにおくはずがない。「想定外が起こることが当たり前」と考えて、準備をしておくことが必要だと思った。
今回は電気を実際に使えなくしたりとか、携帯トイレを使うとかができなかったが、
第二回ではそんなことも試してみたいなと思う。
以上、家族防災デーレポートでした!