サロン

3周年を記念した鉄瓶販売と商品への想い

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福田萌 × いろはに鉄瓶 インタビュー VOL.2

福田萌ママズオンラインサロンスタート3周年を記念して、
『いろはに鉄瓶』の販売が開始した。
自身の経験から培われた、いろはに鉄瓶の世界観について聞いた。

暑い国で芽生えた白湯習慣

シンガポールは中国・中華系の方がとても多い国。彼らは冷たいお水は飲みません。
レストランでもコールドウォーターではなく、ホットウォーター。
つまりはお湯を頼んだりします。
それは漢方の考え方が関係していて、暑い気候でも温かいものをとることで、
適正な代謝を促してくれると考えられているからです。
それを学んで、シンガポールに来てから、白湯を飲む習慣ができました。

朝6時に起床したらまずは寝ぼけ眼で鉄瓶にお水を注いでコンロに火を付けます。
白湯を飲みながら段々と体を起こして、子どものお弁当作りを始めます。
こういった新しい1日の始まりの儀式はとても大切にしています。
私の故郷の鉄瓶で沸かした白湯が
自分と向き合うためにとても役立ってくれているのを感じています。

そして、鉄瓶で沸かした白湯って美味しいんです。
角の取れたまろやかな味わい。

ゆっくり味わっているうちに、
子どもの頃に祖母が入れてくれたお茶がとびきり美味しかったなぁとか、
祖父との思い出、家族団欒の時に出てきた南部鉄器のすき焼き鍋とか、
そういうのが思い出されてきて…。

私は、家族が繋いできた時間を自分の家族にも引き継いでいきたいなと思っていて、
鉄瓶にはそういう団欒の記憶も詰まっています。

いろはに鉄瓶の世界観を含めて世の中に届けたい

鉄瓶は何度も買い直すものではなく、親から子へ引き継ぐことも多いものです。
確かに少しの手間はかかります。
例えば使用後は空焚きしてしっかり乾かすことが必要だったり。
でも、手をかけることで愛着も生まれます。

白い膜(水中のカルシウムやマグネシウムが結晶化したもの)ができたり、
ちょっと錆びさせてしまうのも含めてマイ鉄瓶だなぁと。

インスタントなものが多い世の中で、
育てる道具を一生ものとして使っていくことって素敵だなと思います。
子どもに手をかけるように道具に手をかけて、
日常遣いだけでなく、
誰かに一生ものを贈りたいと思った時に選択肢に上がるような存在になれるといいですね。

鉄瓶が生まれる時から始まっている循環

鉄瓶は製作する工程で、古くなった鉄を再利用するそうです。
今回いろはに鉄瓶を製作してくれている及富さんは、
鉄の回収なども行っておられるのですが、
先代が作った鉄瓶が戻ってきたりすることもあるそうです。歴史ですよね。

そうやってさまざまな鉄が集められ、
熱でドロドロに溶かしてまた再結成して新しい鉄瓶が生まれる…。
昔からサステナブルが息づいているんですね。
この製造工程はとても迫力があり、ぜひ子どもにも見せたいと思っています。

1848年創業 南部鉄器工房 及富 – 鉄を活かし鉄と生きる (oitomi.jp)

無機質な空間に彩を

※3年前の及富さんとの商品開発打合せのひとコマ

いろはに鉄瓶の特徴的な持ち手とつまみ部分のカバーには
こだわりが詰め込まれています。
持った時に熱くないようにという実用性だけでなく、目に入るだけで心が豊かになるような鮮やかなカラーリングを意識しました。
どうしてもキッチンは無機質になりがち。そこに、ちょっと置いてあるだけで空間があたたみを持ち出すような、生きている道具を届けたいと考えています。


これからのいろはに鉄瓶の展望についてはvol.3で公開します。
お楽しみに。

👉いろはに鉄瓶オンラインストア

福田萌

タレント・福田萌ママズオンラインサロンオーナー・2児の母

『いろはに鉄瓶』総合プロデューサー

<インタビュアー>

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カーサンズ
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